人気ブログランキング | 話題のタグを見る

京都〜安土桃山天才絵師を堪能

10月25日(木)〜27日(土)まで、京都へ行ってきました。

通常我が家の旅は、侍が計画しますが、
京都だけは、私が計画を立てます
京都〜安土桃山天才絵師を堪能_a0198521_228421.gif

私にとって15回目(覚えているだけで)の京都です。


10月25日(木) 曇り
京都〜安土桃山天才絵師を堪能_a0198521_2293044.gif


京都国立博物館で狩野永徳展を見ました。
京都〜安土桃山天才絵師を堪能_a0198521_2293042.jpg

安土桃山時代に信長や秀吉など時の権力者に重用された絵師です。
数多くの城や寺、館の屏風や襖絵を描き、
その作品が網羅される特別な展覧会なのでした。

一番見たかった「洛中洛外図屏風」は、
京都の街中の風景が細かく描かれたとても楽しい作品です。
御所の中で暮らす公家衆、
街で暮らす町民、商人、子供の姿が生き生きと描かれ、
時代劇や小説の時代考証の参考にされる貴重な絵なのだそうです。

この絵は信長が上杉謙信に贈ったものだそうですが、
謙信は華やかなこの絵を見てさぞかし驚いたことでしょう。

水墨画も多く展示されていました。
永徳の水墨画は、小動物以外(樹木や花など)の描き方が
全てスピーディーな筆運びなのに的確、
大胆な筆使いなのに潔さを感じます。
そんな潔い樹木や花に融合した小動物たちは
繊細で丁寧な筆使いで描かれ、
見事な調和を醸し出しているのが圧巻でした。

大胆なのに繊細というこの二面性が
時の権力者のハートを鷲づかみにして離さなかった所以なのかも?
これらの絵が安土城、大坂城、聚楽第にあったら〜と
想像するだけでワクワクする展覧会でした。


博物館を後にして〜
夕食まで少し時間があったので、ちょっとベタですが・・・
円山公園内のクラシックな洋館 長楽館
お茶を飲みながら休憩しました。

長楽館を出ると、日も暮れてお月様が出始めていました。
この日は十五夜。
知恩院の三門に浮かび上がる月を目に焼き付けて・・・・・
京都〜安土桃山天才絵師を堪能_a0198521_2293080.jpg

いざ!先斗町へ!!
京都〜安土桃山天才絵師を堪能_a0198521_2293027.jpg

先斗町 豆腐茶屋で豆腐懐石を堪能し〜

食後は、何もかもがクラッシックが喫茶店
フランソア喫茶室でお茶を飲みました。
何もかもがクラシックってですね、
昭和9年創業、インテリアも壁の煙草のヤニも、
ウエイトレスさんの制服も雰囲気も、
客層もメニューも何もかもがレトロ・・・・でした。お気に入り。

                              つづく
by nonkinaahiru4 | 2007-10-28 16:10 | {ヒヨコ}旅のこと
<< 京都〜利休の泪 京都〜フレンチ・ルネッサンス >>