昨日は、湯河原に住む伯母の家へ遊びに行きました。
毎年1月に、伯母がお年賀として贈ってくれるのが
京都 松栄堂さんの御題香です。
私はお香が大好きだし、
なによりお年玉をもらうような気分で、
毎年楽しみにしています。
御題香とは、毎年1月に行われる「宮中歌会始」の御題に因んで、
新春のお焚き物として松栄堂さんで調合されるお香です。
私にとって、新年を実感できるアイテムの一つなのです。
その理由とは・・・・・
20〜32歳まで茶道を習っていて、
毎年初釜のときに、先生がその年の宮中歌会始の
御題に因んだ絵柄の扇子を生徒に贈ってくださっていました。
その扇子を使って一年間、お稽古のご挨拶をしていました。
茶道をやめてからは、偶然ですが、
今度は伯母が御題香を贈ってくれるようになったのです。
私は歌も俳句も嗜みませんが、
なぜか「宮中歌会始」の「御題」にご縁があります。不思議。
その御題ですが、
平成19年が「月」、
20年が「火」、
そして21年の今年は「生」でした。
特製のたとう紙には、三輪晃久画伯の画が。
お香と一緒に、志野流香道家元の御歌が添えられています。
「伽羅生みし 大樹は何処 ベトナムの
茨の原は 行方はゝみて」
来年の御題は「光」だそうです。