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あこがれのくらし

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欲しかった本がようやく私の元へ。
ターシャ・テューダーさんの『ターシャの家』です。

現在90歳のターシャさんは、
ボストンの名家に生まれながら、
農場風景に憧れ、
自分の夢を実現させてしまったスーパー・グランマ!
挿絵のお仕事、お庭と家畜の世話、
4人の子育て・・・ん?4人の子供?練馬の方にもそんな人がいたなあ

子育てが終わった56歳のターシャさんが建てた
夢の、
「古く見える新しい家」。

昔ながらの手間のかかる生活を守りつつも、
新しい便利なものは取り入れる柔軟な一面も。

そして、強い精神力。
学びたいことが一杯です。

ターシャさんのおうちを覗くことができれば、
そのヒントが得られるのでは?
そう思い、この本を買いました。

結果は・・・・・
私の宝物になりました。

○アドレス帳と化している電話器周辺の壁(す、すごい落書きのよう)
○窓辺から外を見ている動物や鳥のぬいぐるみ(も、もちろん手作り)
○古い広東産の食器コレクション(ほ、ほしい)
○蓋に蝶番がついたやかん(め、めずらしい)
○おうちに代々伝わるレシピノート(み、みたい)
○壁に取り付けてあるビルトイン缶切り(す、すごい便利そう)

ユーモア満載なのです。
それでいて、盗める生活の技も満載。

中でも、冷蔵庫のドアに貼られている
ターシャさんが生きる上で、
お手本にしているという詩。
「一期一会」を生活信条に生きている私も
お手本にしようと思いました。


「Desiderata(切なる願い)」(抜粋) マックス・アーマン

まわりが騒がしく、せわしくても、おだやかに行動し、
静けさがどのように心休まるものかに思いをはせよ。

可能な限り、しかしへつらうことなく、すべての人と、よい関係を築け。
自分を偽らず、静かに真実を語り、人の話も、耳を傾けて聞こう。
無学、無知の者の話も。彼らにも、言いたいことがあるのだから。


どんなにつまらなく見える仕事も、大切にしよう。
どれも、人生を築く、貴重な財産なのだ。

仕事上の油断は禁物。
世の中は、落とし穴だらけだ。
かといって、世の中の善を見落としてはいけない。

高い理想に向かって邁進している人は、たくさんいる。
勇気ある行為は、あらゆる場所に満ちあふれている。


自分の心に正直であれ。
特に、愛するふりをしてはいけない。
愛に対して懐疑的になってもいけない。
無味乾燥で現実主義の世の中にあっても、
愛は雑草のように生き続けるものだから。


年齢による分別を快く受け入れよう。
若さにしがみつくことなく、しなやかに手放そう。

突然の不運に立ち向かえるよう、精神を鍛えよ。
しかし、暗い想像で、打ち沈んではいけない。
不安の多くは、疲れと孤独から生まれる。

自分を律するのはいいが、
それ以上に、自分に優しくせよ。

by nonkinaahiru4 | 2006-02-19 18:02 | {ヒヨコ}本のこと
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