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昼間の星

我が家は、歴史オタクであり特撮オタクの侍主導の下、
戦争映画を年中観ています。

最近立て続けに見たのが、池部良主演もの2本。

池部良、格好いいぜ
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    『潜水艦イ-57降伏せず』
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1959年 東宝
監督:松林宗恵
出演:池部良、平田昭彦、三橋達也、久保明、藤田進

終戦目前の昭和20年の初夏、
河本艦長(池部良)率いる潜水艦イ57は和平工作を図るべく出航。
乗組員の多くが和平に否定的な中、
敵からの様々な攻撃や困難を経て乗組員の気持ちがひとつになっていく。
やがてポツダム宣言が発令され、河本艦長の下した決断とは……


潜水艦ものの映画は、洋画を含めて沢山観ています。
潜水艦という狭い空間の中で繰り広げられる物語の展開に、
様々な想いが生まれます。

敗戦国側から描かれている映画の場合は悲しい結末に、
アメリカ側から描かれている映画の場合は
最後は大抵ハッピーエンドに終わります。

ご承知の通り、この映画も前者に相当します。

この映画はもちろん池部良の魅力満載なのですが、
今までC調な軽い役や、悪役でしか見たことのなかった
三橋達也が熱血な池部良の部下を演じていることです。
見直しました〜。
男だけの映画っていうのも、格好いいもんだなあ〜。


    『さらばラバウル』
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1954年 東宝
監督:本多猪四郎
出演:池部良、三國連太郎、岡田茉莉子、久保明

太平洋戦争中の昭和18年、
ラバウル駐在の鬼隊長 若林大尉(池部良)率いる航空隊の物語。
昭和19年2月のラバウル撤退までを描いている。


東宝特撮映画の名コンビ 本多猪四郎監督と円谷英二特技監督が
『ゴジラ』の直前に制作した戦争映画。

この映画の見所は、池部良が鬼隊長と呼ばれ、
最初は冷徹な人として描かれているのですが
親友(三國連太郎なんだけど)が怪我で入院して
うわ言のように敵に怯えていく姿を見たり、
部下の死を目の当たりにしていくうちに
部下思いの隊長になっていく心の変化にドキューン。

看護婦(岡田茉莉子)にほのかに恋心なんかも
生まれちゃったりして、ちょっともどかしい場面もアリ。

私がドキューーーン
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とやられてしまったシーンはコチラ。


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 何を見てらっしゃいますの?

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 まあ、星が見えますの?
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 君には見えないよな。
   長い間、遠いもの、小さいものを見つける訓練をしているうちに
   昼でも星が見えてきた。
   あの山の上の椰子、あの上、エスカミリオだ、100万光年。
   ・・・・・・・・・・・・・・
   時々こうやって星の世界を見ているうちに
   ちっぽけな地球の出来事なんてばかばしくなる。

by nonkinaahiru4 | 2007-10-06 21:10 | {ヒヨコ}映画のこと
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